どうやって描いているのかわからないところに作家さんの力量と才能を感じます。
思えば花の絵を展示するのって人生初かもしれない。この絵は以前から注目している作家・内野隆文氏の新作だ。
−忘れられた道端に楚々と咲く野の花を描きました。−
−よく見ると花はひび割れ、傷つています。–
–しかし確かな生命力と誇りを湛えた、名も知らぬ一輪の花です。–
なるほど、やはり花弁の部分のひび割れは計算されたものであったか。
どこか荒涼とした雰囲気の作品ながら、燃え上がるようなそのタッチから内野氏が込めたメッセージが伝わってくるようです。
思えば内野氏とは作品を通してやり取りが始まってからもうすぐ一年が経とうとしている。
未だお会い出来ていないがお伺いするに同年代だとか。そのうちバッタリ会えるんじゃね?と予感しています。