セキヒノモリ

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札幌旅行・最終日

最終日の朝は隣室の宿泊客の話し声が響く音で目が覚めました。いつものごとくお茶を淹れて天候のチェックとかしつつしばしボンヤリ過ごします。


ホテルを出たのは9時半ごろのこと。「さてボチボチ行きますかね・・・」なんて独り言を言いながらスーツケースをフロントから発送してチェックアウト。BGM代わりにつけたニュースで解散を発表していたバンドがあるらしいことを知りました。メンバーそれぞれの未来を考えての解散らしく、俺も前に進まなきゃな・・・なんて考えさせられながらホテルをあとにしました。


最近、SNSやサービス、商品などなど不思議なくらい連続して自分を励ましてくれているような、自分になにかを教えてくれているような出来事に遭遇しています。私の人生がもう一段階、上の次元へと進んでいる兆候なのかな?と勝手に解釈しているのですが・・・。


朝から札幌の街を歩くのはしばらくおあずけだな・・・。別れの日って何だか知らないけどいつも晴れです。上向いて歩けってことかな?

フト見上げれば何なのかはわからないけど何か作ってる模様。当たり前だけど札幌の街も変わり続けてるのがわかります。余談ですが札幌駅前にあった西武デパートは随分前に解体されて今は駐車場。次来た時にはどうなってるのかな・・・?


せっかくだし最後にまた朝カフェ行くか?なんて考えたのに何故かあまり気分が上がらない。リサーチを続けて「コレだ!」と思ったのが北海道大学の学生食堂。母校と同じメニューがあるらしく馴染みのないスポットなのにすぐに心が決まりました。


即断即決っていつもできるわけじゃ無いけど、自分の心が喜んだり決めれる瞬間ってあるんですよね。満場一致って言葉があるけど焦って苦しい選択をせず、この感覚を大事に色々なことを選択したいなと改めて思いました。


慣れない北大のキャンパスを歩きながら中央食堂に到着すると11時開店とのことで時間を潰すためにポプラ並木を見に行きました。昔にお世話になった先生と一緒に一度だけ来たっけな。雪って全てを覆い隠してしまうから景色が本当にシンプルになってしまいますね。またこの場所の由来とか調べてみようかな・・・なんて考えつつ食堂へ。


注文したのは懐かしのメニュー「牛とろ丼」と「竜田丼」。大学生の頃に好きだったんですよね。味は当時と変わらぬ美味しさだったけど何故か昔ほどの鮮烈な感動はなく気持ちが上滑りしていく。大人になって新しい味を色々覚えたからということもあると思うけど体験ってリアルタイムが最高潮なんでしょうね。きっと。


新千歳空港へと向かう快速電車の車窓から去りゆく札幌の街並みを眺めていると「いつかまたここに帰ってくる気がする」と17年前に札幌を去る時に前妻と2人で話した思い出が蘇りました。「・・・結局、俺一人で来ちまったな・・・。そっちはうまくやってるか?」なんてボンヤリ考えていると雪景色に当時の思い出が浮かんでは消えて私は少し泣きました。


友人たちも含めて道は別れてしまったけど17年前に感じた迷子になったような不安と寂しさはもう感じない。今の私が成すべきこと、役割、帰る場所、そしてそれを作ってくれた私を大切に扱ってくれる人たちが今はいてくれるからなのでしょう。


次回はもっと気負わずにここに来てみたいな。今度は新しい思い出でこの場所を上書きできるように。


(了)

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